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老人ホームの倒産が相次いでいる!経営が危ない老人ホームとは!?


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近年、老人ホームの倒産が相次いで起きています。
ここ数年は過去最大と言われていますし、今後も増えていくのではないかと思います。
そもそも高齢者が増えていく中、なぜ老人ホームが倒産するのでしょうか。

 

老人ホームの倒産の内訳

老人ホームの倒産と言っても、特別養護老人ホームや老人保健施設など医療法人や社会福祉法人系の老人ホームが倒産しているわけではありません。もちろん社会福祉法人の倒産がないわけではありませんが、運営が厳しくともほとんど例がありません。
ちなみに倒産が多いのはやはり株式会社です。過去10年ほど見ても全体の40%程度が株式会社です。医療法人・医療法人社団では1%前後社会福祉法人でも2~3%となります。

 

老人ホーム倒産の理由

有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などを運営する株式会社が、運営できなくなり倒産する背景には、運営している老人ホーム等の入居率の低下が原因に挙げられます。

しかしご存知の通り、高齢者はどんどん増えている状況ですし、在宅生活が厳しくなり施設入所を希望されている高齢者も多いのが現状です。それではなぜ、という話になるのですが、一般企業のなかには、介護事業の知識やノウハウを知らずに事業参入している会社も多くあります。こういった会社には、質の高い職員が集まらず、また職員教育に力を入れていないところも多くあり、在宅生活をされている間に担当のケアマネジャーがこういった施設を紹介しないのです。

 

倒産する老人ホーム、倒産しない老人ホーム

もしも入居している老人ホームが倒産したら、間違いなく転居しなければなりません。その際、別の施設を紹介して頂けるかはわかりません。また入居一時金なども、どうなるかは入居の際の契約通りです。

そんなことも踏まえてこれから老人ホームを選んでいく基準は次のようになります。もしも就職や転職を考えておられる方も、以下を同様に検討材料にすればいいでしょう。

1、職員の定着率
職員がどれくらい定着しているかが、その法人の良さに繋がります。良い法人は、職員を大事にしますし離職も多くありません。
常に求人広告を見るようなところは、それだけ離職も高いとも考えられます。

2、職員の教育システム
最近ではどこもが職員不足ですので、無資格や未経験の職員も雇用していかねば、職員が足りない状況です。大事なのは無資格や未経験の職員をいかに育てていくか、そのシステムがきちんと機能しているかどうかにあります。
無資格者であっても、法人に資格取得制度がある法人も多いですし、内部の研修制度がしっかりとしている法人もたくさんあります。こういう制度がしっかりとしていない法人は、注意するべきでしょう。

3、運営母体
大規模であるかないかはあまり関係がないと言えます。大規模でも介護の知識がない会社もあります。今まで老人ホームの運営にどれくらい取り組んでこられたかを判断するべきです。

4、退去条件
高い入居一時金をはらったのに、何も返ってこないといったトラブルもよく聞きます。これは契約に基づきますので、入居前に「倒産が起きた場合」などトラブルがあった場合の対応についてよく確認しておく必要があります。

 

記事 井上歳行