施設と在宅での介護、どちらを選べばいいのか迷った人に

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施設と在宅での介護、どちらを選べばいいのか迷った人に

在宅か施設、どちらを選ぶことが良いことなのか

ケアマネジャーをしていると、時おり家族の介護に対する考え方とケアマネジャーの考え方が違うことがよくあります。

例えば施設入所に対する考え方です。特別養護老人ホームなどの介護施設に入所するということは、ケアマネジャーからすれば「最後の砦」と考えている人が多いように思います。

それに対する答えというものはもちろんありませんが、私が主任ケアマネとしての経験からその考え方についてお伝えしていきたいと思います。

在宅介護に対するケアマネジャーの考え方

在宅において介護をされているご家族様には、担当のケアマネジャーがどういう考え方をもって、在宅介護サービスを導入しているのかという事について知っておいたほうが良いように思います。

そもそも在宅のケアマネジャーというものは、施設入所を検討するのは、もう在宅での生活が厳しくなってきたという時点であると先程ももうしました。これは多くのケアマネジャーに共通する考え方であって、それまでは地域にある介護サービスの調整を駆使して、できる限りそのお年寄りが地域で自立した生活を営めるように検討していきます。

それはケアマネジャーの制度的な問題であるとも言えます、どういうことかと言いますと、在宅生活に関わるケアマネジャーは、あくまで在宅での生活を支援するケアマネジャーであって、介護施設などへの入所により担当のケアマネジャーは介護施設にいるケアマネジャーに変更することになります。これサービス付き高齢者向け住宅など一部の施設には当てはまらないこともあるのですが、特に特養などの介護保険施設に入所された場合は、その特養におられるケアマネジャーへと担当者が交代することになるのです。

そもそもケアマネジャーは、在宅生活を支援するケアマネと施設での入所生活を支援するケアマネの2種類存在すると理解してもらって良いでしょう。ですので在宅で担当しているケアマネジャーはそもそも在宅での生活を全力で支援していると言えますので、在宅生活ができるぎりぎりまで在宅介護サービスで生活ができるように考えているのです。

介護施設に入所するベストなタイミングとは

在宅で介護をされている家族の中には、早い段階で介護施設での入所を検討しようとされる方がおられます。早い段階というのは言い換えれば、ケアマネジャーが思うに、まだ在宅介護サービスを調整すれば、在宅での生活が可能であると考えられる時期になります。

もちろん早い段階で介護施設に入所するほうが、入所されるお年寄りも安心して生活することができますし、家族としても入所してもらう方が、家族の生活を中心に考えることができますので、精神的な負担がものすごく軽くなります。

お年寄りからしても、まだ元気な間に介護施設に入所した方が、自分自身も慣れることができるし、これからの生活が充実する可能性も多いにあります。身体が不自由になってから介護施設に入所する方が大変だろうとする考え方ですので、これは一利あるように思います。

ただこの決断は、ケアマネジャーにとっては、まだ早いだろうという意識がどうしても働いてしまう事に繋がると思っておかねばなりません。それは先程から説明している通り、在宅生活でのケアマネは、在宅でのケアマネでしかないからなのです。あくまで在宅のケアマネは、在宅介護サービスで生活できる間は、在宅生活での支援しか考えていないからのです。

実際に介護施設への入所を進めていくポイントとは

もちろん早い段階での介護施設への入所が間違っている訳ではないという事は、ケアマネジャーにとってもよく分かっています。ですので、まずは家族の介護施設への入所に対する考え方を相談することから始めることをお勧めいたします。

介護施設への入所を勧める上において、どうしてもケアマネに協力してもらわねばならないこともたくさん出てきます。ですので担当ケアマネには考えをしっかりと伝えた上で協力してもらえるようにした方が良いかと思います。

介護施設に入所される高齢者の気持ち

本来、介護施設に入所される高齢者の気持ちが一番尊重されるべきものであると思います。これは何といっても本人の自立や自律を尊重するべきものでありますし、本人の尊厳を護るには一番大事な要素であるからになります。

ですので、基本的には本人を無理矢理介護施設に入所させてしまうような行為があってはなりません。そのような考え方であれば、担当ケアマネも反対するでしょう。

しかしお年寄りも一人で生きているわけではありません。離れて暮らしているとしても家族や親類などとの関係により生活ができているのは間違いありません。そのような関係の中からベストな選択肢を選び出すことが必要であるように思うのです。

在宅で生活されているお年寄りの中には、いつまでも今まで暮らしていた自宅で生活したいという人も少なくないと思います。それは誰だってそうだと思いますし、まだまだ元気だという自覚があれば、なおさらそう思うものだと思います。

その中で介護施設への入所を提案し、納得することは容易ではないのかもしれません。特に家族からの申し出ということであれば、「私を追い出そうとしている」と反発する方もおられるかもしれません。

私が先程、担当ケアマネに相談し、まず納得してもらう必要があるというのは、ここがポイントで、家族の話は聞いてもらえないが、担当ケアマネとの信頼関係が利用者との間に構築できていれば、ケアマネの意見なら聞いてもらえると言ったことがあるからです。これはケアマネに限らず、いつも訪問されているヘルパーさんが良いのかもしれませんし、ディサービスの職員かもしれません。そのような中から話を進めていくことが良い方法ではないかと思います。

介護施設を選ぶベストな方法とは

比較的元気な間に介護施設入所するということは、要介護3以上でないと入所できないといった特養などへの入所は難しいと言えます。

担当のケアマネジャーにもよりますが、介護施設の情報を多く知り得ているというケアマネジャーは少ないと言えるでしょう。どこにどのような介護施設があるかという情報くらいはケアマネジャーも情報として持っているとは思いますが、特に民間の施設であるグループホームや有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅なども選択肢に入れる場合は、ある程度情報を自分自身で集めないといけない場合も多くあります。

しかしその地域にある介護施設の情報を集めるといったことを一般の方が行うことはなかなか容易ではありません。ここは介護施設のプロに任せることが一番良い選択になると思います。

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入所される方、それを支えてこられたご家族様、すべての方にとって有意義な生活となればと願うばかりです。