特養入所の現状は「介護度優先」!特養入所を適正にする方法とは!

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特養入所の現状は「介護度優先」!特養入所を適正にする方法を考えてみた!

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「特養の7割が介護度優先で入所を決められている」いやそれ国の責任でしょ!

東京都福祉施設協議会が都内の特養入所の状況を発表されています。

「特養の7割が介護度優先で入所を決めている」というもの。

これに対する意見を少々述べたいと思います。

現在、特養入所は原則要介護度3以上でなければ入所することができません。

しかしこの制度は、要介護度2以下の人の入所を受け入れないというものではありません。

要介護度2以下の人であっても、特養入所の必要性が高ければ入所させることができるシステムになっています。

そのようなシステムであっても、要介護1の人を受け入れていない特養は都内の4割ほど。要介護度2の人を受け入れていない特養は12%ほどあるとのことです。

行政からすれば、システムはあるんだから、要介護度1、2の人であっても緊急性が高ければ受け入れてくださいって言いたいんでしょうけど、これはなかなか正直できないでしょう。

システムって言うんだったら、「日常生活継続加算」は作らないほうが良かったのでは?と正直思ってしまいます。

要介護度4以上の割合が多ければ、加算が取れるシステムになっています。

それって行政が、要介護度4以上の人を優先的に入所させてくださいってことじゃないんですかね。

この辺りの矛盾がこの調査の数字に現れていると思います。

加算に対する評価はホントに正しい?

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国は介護保険が始まってからここ数年、報酬アップは加算により評価している傾向にあります。

先程の特養の日常生活継続支援加算もそのひとつです。

また介護度改善の加算も検討しているようです。

介護度改善の評価は自立支援の考え方を根本的に覆すものになりますから、継続して議論されています。今後どうなるかは分かりませんが。

いずれにしても介護保険サービスに関わる事業所は、経営状態がよくありませんから、加算を積極的に取っていくしかありません。

これは加算により弊害であるといえます。

この加算による評価によりもっとも困るのは、そのサービスを本当に利用したい高齢者になります。

特養の職員だったらわかりますが、要介護度2の人であっても、すぐに特養が必要だというレベルの人はたくさんおられます。

でも要介護度4以上にしか加算がつかないのなら、受け入れしないでしょ、常識的に考えて。

さらに介護度改善で加算がつくのなら、この利用者は介護度1にされてしまうことだってあるかもしれない。

本当はすぐに特養に入りたくても、どんどん入れない状況になってしまう。

これが加算による評価に対する弊害であると言えるでしょう。

平成30年度の介護保険制度改正はプラス改訂にする方針であると報道にでています。

しかしこれ本当に怖いですね。絶対に安心できないことです。

頑張っている事業所や頑張っている職員に評価されるようなものにしなければなりません。

特養入所と介護認定のあり方を変えるべし!

この特養入所の問題に関しては、私は要介護度1から入所できるように戻すべきであると思っています。

その上で、現在の認定のあり方について、現実に則した認定が出るように変更すべきであると思います。

現実的に考えて、在宅で生活できないと判断される人が要介護度1や2であるはずがありません。普通に考えると。

そういう判定が出てしまう現実があるということ自体でこの制度が間違っていると思いませんか。

認定調査をしている人であればわかりますが、どうも現実的な問題が反映されにくい部分があるのは間違いありません。

もしも適切に認定されるのであれば、特養は基本的に重度の人だけが入所できる施設になると思いませんか。

私はそう思わずにはいられない。

それでいて始めて要介護度改善に対する評価をすべきだと思うのです。